こんにちは!澤田(@bonbonbondo)です 。
えー、かれこれラテンアメリカを10か月ほど旅している僕(2019年11月現在)ですが、唯一南米コロンビアでのみ、しかも3度も犯罪に巻き込まれてしまいました!
僕の馬鹿な行動も原因になっていることが多いです。そこで皆さんにはできるだけ犯罪にあってほしくないので、僕が巻き込まれた犯罪のお話をしたいと思います!
★この記事はこんな方へ
- 海外で犯罪に巻き込まれた
- 海外ってやっぱ危ないの?どうなの?
- 南米の治安ってどうなの?犯罪の方法は?
初めに
さて、3度の犯罪に巻き込まれたといいましたが、ざっとまとめるとこんな感じです。
- 1度目は、夜の11時ごろ、メデジンの中心街で強盗(帽子を盗まれる)
- 2度目は、ボヤカ州のプラヤ・ブランカで車上荒らし(財布、パスポート、サブバックを盗まれる)
- 3度目は、カリ市でスリ(iPhoneを盗まれる)
しかもですよ。2度目と3度目は同じ週に犯罪にあっています。笑
先にちょろっと僕の考えをおくと、
本当に価値があるのは、旅をしているあなた。写真やモノではありません。思い出の物を盗まれても、あなたの思い出は盗まれません。
僕は、死ぬことも自然の流れの一部だと思っていますが、旅人の皆さんには死んでほしくありません。そして物を盗まれて金銭的なダメージを受けても、精神的なダメージは持たないようにしましょう。犯罪者はあなたを傷つけますが、あなたは腐ってはいけません。
どうか犯罪に巻き込まれても、物を差し出すくらいの勢いで、自暴自棄にならず人生を楽しみましょう!
それではいかに詳細を残したいと思います。
メデジンでの強盗
あれは2019年8月12日の事でした。
「ちょっと夜の街で遊びたいな」
そんな友人のために、夜遊びマスターの友人から、メデジンの夜の情報収取。何やら「Antioquia Museumあたりがいい。ただし夜9時以降は治安が悪くなるから注意するように」と言われます。
治安、悪いのか・・・帰りはタクシーを速攻で拾ってホテルに帰ってこよっと。
そんな感じで、メトロを使い夜の街に繰り出します。ちょうど9時になろうとしてた時だったな。
友人と2人でAntioquia Museum周辺をいいお店が無いか探索。途中、若いカップルに「ここを通りたければ金を払え」という何とも衝撃的なことを言われますが、シカとして逃げます。
そんなこんなで、友人を夜の街に案内し、僕はしっぽりと一人でビールを満喫。変えることには11時ごろになっていました。
夜の街も、意外と人がいるな。それと思ったより明るい。
そんな気のゆるみが出てしまったのは事実です。
それでも治安が悪いと聞いていたので、その辺の地元の人に、ここの辺りは歩いて大丈夫か確認。
「 そこの曲がり角は気をつけなさい。 」
そこの曲がり角とは、ちょうど繁華街からAntioquia Museumに向かう曲がり角で、そこを曲がった先にタクシー乗り場がありました。
とりあえず、タクシーを拾うためにも、その先に向かいます。先ほど教わった危険な曲がり角を曲がると、目の前に春を売る若い女性が2人。それとちょろっと人がいました。
良かった。人いるじゃん。
そんな気のゆるみが出たのもつかの間。目の前から3人組の若い男がやってきて、胸倉をいきなりつかまれます。
やられた
「犯罪に巻き込まれたら無抵抗を貫け」なんて言いますが、これ難しいですよ。反射的につかまれたシャツを脱ぎ捨て、大脱走。ポケットに手を突っ込まれそうになりましたが、命からがら人のいる、明るい場所に逃げ切れました。
幸い、彼らは人ごみまで追いかけてくることはなく、武器も持っていなかったようで、体は無事。そこにいたコロンビア人のお兄さんが、タクシー乗り場までついてきてくれることに。
今回の事件の最大の失敗は、夜中にふらふらと治安の悪い場所を歩いていたこと。そして、無抵抗を貫けなかったこと。
夜遊びしたい方も多いと思いますが、犯罪に巻き込まれるくらいなら、Uberや出迎えのタクシーにお金を使いましょう。
プラヤ・ブランカでの車上荒らし
ベネズエラに軽く軟禁された後、たどり着いたコロンビア。
前回のメデジン旅行で仲良くなったコロンビア人の友人家族と、彼らの生まれ故郷のぺスカを旅することに。
このぺスカという街の近くには、南米でも2番目に高い位置にある湖、プラヤ・ブランカという有名な観光地があります。(ちなみに1番は、ペルー、ボリビア国境沿いのチチカカ湖)
そのプラヤ・ブランカを訪れたのは11月3日の事。このプラヤ・ブランカへは、友人家族と、その彼氏とかと2台の車で行くことに。その構成はこんな感じ。
- 1台目。友人、そのおじさん、弟、姉と僕
- 2台目。友人のいとこ、その彼氏と、友達2人
プラヤ・ブランカに到着すると、有料駐車場に車を停め、さっそく湖を見に行きます。ただこのプラヤ・ブランカは標高が3000mもありかなり寒いので、僕はとりあえず様子を見てみることに。
ただ元気のいい友人の弟は車で着替えを済ませ、「水浴びするぜ!」っていう勢いで、標高3000mを超える湖にザブザブと入っていきます。
いやぁ、もうね。そんな姿観たら、一緒にはしゃぎたくなるに決まってるでしょ。
ってな感じで、友人と一緒に僕も車に戻り着替えをします。あまり湖に物を持っていきたくなかった僕、着替えを済ませたら荷物を鞄にまとめ、車において行くことに。もちろん車のカギは何度も友人と確認しました。
これが最大の過ちでしたね。
その後、湖で1時間ほど写真撮影を楽しみます。本当に楽しかったなぁ。
寒くなってきたので、着替えをするために友人と一緒に車に戻ることに。
するとどうでしょう。あらま。車の中が空っぽ!
あれ?俺、カバン外に置きっぱなしにしたのかな?
そう思いましたよはじめは。でも脱いだはずの靴がそこにはないんですよね。そして後部座席に目を移すと、僕が着替えているときにあった、友人の弟のズボンが無くなっていることに気が付きます。
あ、やられたわ。
「プーーーーーータ!(くそ野郎)」友人が叫びます。Narcosでひたすら聞いたこのフレーズを、生で聞くことになるとは。笑
冷静に考えたら、車のカギが開けられてましたよね。こんなにも簡単に開けられるんかい!ってくらいさっと開けられていました。
ここ、有料駐車場なのに、この時に限って警備員が誰もいませんでした。そして大量の車や人がいる中、さっとカギを開けられ、さっと持っていかれたっぽいです。
あーあ、やられたわ。行きにスピーカーで音楽をガンガンにかけていたおじさんも、そのスピーカーが盗まれてしまったので、終始黙沈していました。でもこれ、僕がカバンを車に置いたがゆえに、みんなのものが盗まれることに。本当に申し訳ないです。
今回の最大の誤りは、目の届かないところに物を置いたこと。物を持ち運ぶか、有料のセキュリティがついていることろに預けましょう。
カリ市での盗難
もうこれは自分がバカすぎて笑ってしまいます。
車上荒らしに会い、ありとあらゆるものを失った僕。パスポートも無くなったので、とりあえずパスポート作成に必要な資料を日本から末までの間、カリ市の友人宅で待機することに。
カリ市についた2日目の11月7日。
カリでぼーっとしていても仕方がないので、本来の目的であったサルサスクールを存分に楽しみます。カリでは、多くのサルサスクールが、サン・アントニオという観光中心地に集まっています。
友人宅からサン・アントニオまでは遠かったので、自転車通学をしていた僕。高校時代に毎日20kmほど自転車をこいでいた脚がうなりますね。大の自転車好きです。
そんなこんなで、10~12時のサルサレッスンを受け終わり、帰路につきます。
サルサスクールを出て1分もしないところで、家の玄関口で水分補給をしていたサイクリストに英語で呼び止められます。
へい!ここ俺の母さんちだ!水分補給してけよ。
ここから僕のおバカ劇場がさく裂します。
特に水分はいらなかったのですが、久しぶりに英語で話しかけられたのが嬉しくなり、ふらふらとその人に近づきます。よくよく考えれば、この時からこいつは怪しかったんですよ。自分の母さんの家なのに、玄関の鉄格子が占められ、鉄格子越しに水をもらってました。
そんなこんなで、「母さん」と呼ばれる女性から水をもらい、自転車について歩く語り合います。
彼の名はマイク(スペイン語名じゃない。すでに怪しい)。子どものころから自転車を愛し、車やバイクもあるが、昼間は気持ちいいから自転車しか乗らない。
スポーツマンですね。スポーツ科学を勉強していた僕としては、スポーツマンに悪い奴はいない!なんて思っちゃいました。
でもこれ、すげー怪しかったのが、僕がスペイン語で話しても、頑なに英語で返信をしてくる。今思うと、周囲になんて話しているのか聞かれたくなかったんでしょうね。
そんな彼が「俺の自転車のってみろよ!」と進めてくるので、試乗してみることに。
あの道路の先の車まで行って、こっちに帰ってきな!
なんか超怪しい。ので、適当に彼の近くを運転することに。
15秒くらい運転した後、彼に自転車を返します。
「 どうだ?おれの自転車軽いだろ?何gくらいだと思う? 」
んなもん知るか、とか思いながらも1kgくらい?なんて返信する僕。
「 よーし、スマホ出してみろ、そこに俺のスマホも乗せてみる。これが俺の自転車の重さだ! 」
なんて言って、彼のスマホを僕の掌の上のスマホに乗せてきます。するとどうでしょう。彼が僕のスマホごと取り上げるではありませんか。くそ怪しい。
「なーに、スマホを盗んだりしないよ! 」
なんていう彼を信じれず、小走りに彼を追いかけます。
これが僕の誤りでした。全力でタックルをかますべきだった。
その後、ちょっと彼を一瞬信じて足を緩めたすきに、遠くに行ってしまった自称マイク。そのまま坂を疾走し姿を消します。
マドローーーン。マドローーーン。
なんてドラマ張りの叫びをしながら全力疾走でマイクを追いかける僕ですが、もちろん追いつくはずもなく、誰も彼を捕まえてくれませんでした。
途中で「どうしたんだ!?」と気を聞かせてくれた車の兄ちゃんもいましたが、僕のチャリも放りっぱなし。しかもマイクは遥か彼方に自転車で逃亡。彼の車でマイクを追いかけるより、自転車が盗まれるのを防がなくては!
そんなこんなで、マイクのお母さんの元に戻ると、自然と「プーーーーーータ!(くそ野郎)」という言葉が出てきてしまいました。
どうやらこの女性、お母さんなんかではなく、ちょっと水を上げていただけのおばちゃんだったようです。
今回の最大の失敗は、道で出会った人を信用してしまったこと。そして「NO!」とハッキリ言えなかったことです。
おまけ
コロンビアではないですが、他の旅の時にあった犯罪を2件大公開!
本当に僕はバカです。笑
2017年、パリでの強盗
実は人生初の強盗は、2017年初頭のフランスのパリでした。
当時、55日間で東回りに世界一周をしていた僕。すでに南米という治安の悪い地域をクリアしていたため、かなり気が大きくなっていました。
夜中の9時ごろ、フランスパン片手に、エッフェル塔の写真を撮るため、首からカメラをぶら下げながら歩いていた僕。もうこれ、ライオンの群れに飛び込むシマウマですね。
ふらふらと1時間ほど歩き、エッフェル塔に無事到着。
ほーーーら見てろよー!ばーーー
なんてことしてるカップルが目の前におり「何やってんだこいつら」なんて思った僕。実はこの瞬間、シャンパンフラッシュという、エッフェル塔のイルミネーションの時間だったのです。
奇麗だったなぁ。夢中でシャッターを切りましたね。
ここで引き返せばよかったのですが「エッフェル塔の下ってどうなってるんだろう?」そんな好奇心に駆られ、エッフェル塔周辺をふらふら。
外の木、一つ小さな公園を通過したのですが、何やら嫌な人影が。
予想は的中。「ウィ!ウィ!」なんて声をかけながら、酔っぱらったティーンのフランス人3人組が絡んできます。
カームダウン!カームダウン!
なんて叫んでみますが、もちろんカームダウンしません。その後、あっさりと首を絞められ、首にかけていたカメラを持っていかれたのでした。
ええ、夜中にフランスパン片手に、首からカメラを引っ提げて歩くなんて、狂気の沙汰ですよ!
2018年、マニラのカジノで寝落ち
これもバカだったなぁ。
2018年.当時会社員だったぼくは、土日を使ってアジア諸国を旅していました。
当時、東京に住んでいた僕には最高の旅仲間がいて「金曜の夜に羽田集合、日曜夕方に羽田解散」なんてワイルドなことをしていました。(今でもしたい)
彼は生粋のギャンブラーで、アジア諸国に行くとずっとカジノ。「昼は観光、夜は徹夜でカジノ」なんて言うアホなことをしていました。
あれは8月の事だったなぁ。「 次の行き先、僕(澤田)の愛するフィリピンだ! 」なんて感じで、マニラ行きを決定した僕たち。もちろん、いつものようにカジノ漬けで海外旅行を楽しみます。場所は大体この辺。
実はカジノに行っても軍資金がなく、あまりギャンブルができなかった僕。それでもこの日は調子よく、2万円以上は勝ちました。ただ友人は調子が悪く、ずっとブラックジャックを打っている状態に。暇なので、カジノをふらふらします。
カジノ内を歩いていると、昼の疲れもあり少し眠くなってきます。春を売る姉ちゃんたちの誘いも断り、スロット台に座る僕。とりあえずスマホを取り出し、ポチポチ。
ふと気が付くと、5分ほど寝落ちしており、手に持っていたスマホが・・・
慌ててセキュリティや警察に行きますが、解決せず。カジノ中を探しましたが、見つかりませんでした。
当時、僕のスマホにSIMを入れ、grabを使って空港まで帰る予定だった僕たち。気合を入れてジプシーに乗りますが、見当違いの方向に。「エアーポート行きだ!」という大型バスに乗りますが、何かの勘違いで、結局それも空港に行かないとかなんとか。
そのバスの運転手がめちゃくちゃ優しく、その辺のタクシーを捕まえてくれ、交渉までしてくらました。「 こいつらは日本人で俺らの友達だ。変に高い金とか要求するんじゃねぇぞ。 」なんてくそかっこいいことを言ってくれ、無事に格安で空港につきましたとさ。
海外で疲れたら、ちゃんとホテルで休憩を取りましょう!
最後に
いかがでしたでしょうか?
「いや、5回も窃盗に合うとか多くね?」と思いの方も多いと思います。僕も多いと思ってます。本当に防犯にはお金をかけた方がいいし、気を使った方がいいと思います。その後の手続きが面倒だし、何より金銭的、精神的にダメージを負うことになります。
どうか僕の失敗が皆さんの防犯に役立つこと、そして海外での犯罪によって心に傷を負った方に勇気を与えれればと思います。
人生楽しまなきゃ損!最高に楽しんで行きましょう!
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