こんにちは!澤田(@bonbonbondo)です。
社会人になってから、「考えに力を入れろ」「まずは行動だ」と言ったような言葉をよく聞くようになったと感じます。
今回ご紹介する本は、ビジネスシーンでよく耳にするPDCAを、著者河原氏のコンサルタントとして業務経験をもとに、業績を上げるためのPDCAのコツについてまとめられている「図解&事例で学ぶ PDCAの教科書」です。
本書では、多くのビズネスマンが「PDは普段から行っているが、CAができない」と言った考えを持っているということや、「『目標』と『計画』は違う」など、現在我々が行っているPDCAについて再考させるチャンスを多く与えてくれています。
本書の中でも、PDCAとは少し逸れた話ですが、「考えに力を入れるべきか。考える前に行動を増やすべきか」という私の疑問に対して、以下のフレーズがかなり参考になるなと感じました。
ビジネスにおいて重要なのは、自分以外の他人も動いてもらうことで成果を最大化することだということを忘れないようにしましょう。
図解&事例で学ぶ PDCAの教科書より
本書では、このフレーズから「個人で行動する場合には、行動量を増やすことも有効かもしれないが、組織で動くビジネスにおいては、はじめに考えることが重要」といったメッセージが篭っています。
僕自身、2017年4月から2018年12月までは、海外にも拠点を持ち、従業員が6000人を超えるような大きな企業で働いており、その後2018年12月から2020年3月までは、1人でラテンアメリカをバックパック旅しておりました。
この経験からも、大人数を巻き込みプロジェクトを動かすようなビジネスにおいては、先に考えをしっかりと固め、行き当たりばったりではなく、皆が同じ方向を向いて行動することは大切だなと感じます。
というのも、大人数を巻き込む場合、先に行動に走ってしまい失敗した時、大人数を巻き込んで動いているが故に、その修正の舵取りが難しいように感じます。また他人を動かす際、向こうには向こうの業務があるため、その計画の着地地点と具体的な行動内容ができていないと、動いてくれないと感じます。
逆に1人の場合、行き当たりばったりの行動であっても、自分一人で方向転換をすれば良いだけなので、修正は簡単です。考えに時間を使いすぎず、行動量を増やすことにもそれなりの利点が多いようにも感じます。
一度、「自分の業務、組織規模はどれくらいなのか?」ということに注目し、現行の業務の「考え」と「行動する」という2つのことを天秤にかけてみるのもいいかもしれませんね。
また本書を手に取り、今一度自身のPDCAについて客観的に考察してみるのもいいと思います。
それでは今日も元気にいきましょう!
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