【6,000m超】ボリビアのワイナポトシに登ろう!|行き方、料金やオススメの代理店情報あり

ボリビア

こんにちは!澤田(@bonbonbondo)です 。

2020年、3年前からの夢だった、標高6,088mの山「ワイナポトシ」への登頂に成功しました!

その時の経験をもとに、この記事ではワイナポトシへの行き方、代理店情報やTIPSについてまとめさせていただきます!

※2020年1月現在、Bs.1=約16円

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ワイナポトシへの行き方と、登山概要

行き方としては、ボリビアの経済首都ラパスで、登山ツアーに申し込みます。
はい、簡単ですね!

ラパス市内には、ワイナポトシツアーを施行している代理店が無数にあります。オススメの代理店に関しては、後ほど説明させていただきます。

ツアー、登山の概要としては以下の通り。

  • 2〜3日間のツアーで登頂
  • スタート地点は標高約4,800mで、頂上は6,088m!
  • 2日の場合、練習抜きでアタック
  • 3日の場合、初日はアイスクライミングの練習
  • 山頂アタックは、朝0時から!
  • 山頂アタックは1人のガイドに2人の登山者
  • 費用は、3日はBs.700、2日はBs.450が安値
  • ツアー代は、飯、山小屋代込み
  • 入場料は別でBs.20
  • 代理店によっては、装備品は別料金
  • 正直、中々ハード
  • 僕の旅の中でも最高だと感じたアクティビティ!

「世界一簡単に登れる6,000m級の山」と言われるワイナポトシですが、正直めっちゃキツいです。僕は2度ワイナポトシに挑戦しましたが、1度目は10人以上いたグループがほぼ全滅。僕らは誰一人として山頂にたどり着けませんでした。

1度目は頂上まで行けなかったけど、この景色!

ただ登り切った後のハイになった状態と、そこから見える景色は、一生忘れることができないものになりました。本当に登ってよかった!

オススメの代理店情報と料金について

先にオススメの代理店から。僕は2度ワイナポトシに挑戦し、2度目に登頂に成功しましたが、その時ツアーに参加したのがこの「Mountain Illimani」という代理店。場所はこの辺り。(もうちょっと登ったところかも)

この代理店は、料金も安く、グループでの登頂の為の作戦(途中でのグループの切り替えなど)もしっかり行ってくれました。

また「マジで俺は登頂したいんだ!」という意気込みの方は、少し高くつきますが、プライベートツアーを組むことをオススメします。

というのも、最終日のの山頂アタックはかなり過酷です。グループの誰かがダメになったら、共に戻る判断になることもあります。僕がまさにそうでした。

なので「何が何でも、この日程で登頂したい!」という方は、悪いことはわないので、プライベートツアーで行きましょう。の方が、上り切る確率が上がります!

料金に関してですが、装備品込み込みのほぼ最安値はこんな感じです。

  • 3日ツアー:Bs.700
  • 2日ツアー:Bs.400

ただ登山は「安けりゃいい」というものではありません。下手な装備で行けば、登頂確率、もしくは命に関わります。代理店でオーナーと話し、雰囲気を掴み、料金の落とし所をつけて参加しましょう。

ワイナポトシ登頂達成の為のTIPS

「6,000m超の山に登ったぜ!」と言うだけで迫力、ってか威厳が出ますよ!(よね?)

ただ世界一簡単に登れる6,000m級の山でも、そんなに容易い物ではありません。ここでは、登頂達成のためのTIPSを、ざっとご紹介!

  • 高度順応はしっかり!
  • 他の標高の高い山にも登り、経験値をつける
  • チョコなど、カロリーの高いものを用意
  • 第二ベースキャンプまではゆっくりと
  • 事前に、登山経験などを代理店やガイドに伝える
  • 経験値別にチームを組んでもらう
  • どうしても登りたければ、プライベートツアーを組む

重要なポイントの補足を以下に

高度順応&経験値を積む

ワイナポトシに挑み、登頂できない理由のほとんどが高山病です。これを克服できれば、かなり登頂確率が上がると言えます。

高度順応のためにも、ワイナポトシに登る前に、ラパスの街で2、3日、頭痛などの様子を見た方がいいです。余裕があれば、ランニングやエルアルトを散歩してみましょう。

高度順応のためということもそうですが、6,000mに挑戦する前に、4~5,000mの山を登山、トレッキングしておくといいでしょう。経験値は、何よりの味方です。

そこでオススメなのが、ペルーのクスコからいける、レインボーマウンテンこと「ビニクンカ」。標高4,500〜5,100mとかなりの高さがありながら、初心者でも簡単にトレッキングができますし、何より景色が綺麗でツアーが安価です。

恐らく、多くの旅人がクスコからラパスに南下してくると思うので、クスコにいた際には是非!ビニクンカのトレッキングも、めちゃくちゃ楽しいですよ!

チョコなど栄養源について

最終日の山頂アタックは、夜中の0時ごろから始まり、帰りも含めると6時間くらいは、雪山を歩きます。

休憩を取りながら進みます。後ろに見えるのはラパス。

エネルギー不足にならないように、カロリーが高く、軽く食べれるものをたくさん用意しましょう。エネルギー補給は、登頂達成の鍵です。

山登りに限らず、運動中のエネルギー不足ほどきつい事はないですよ!

経験値別にチームを組んでもらう

僕の1度目の挑戦では、最後の山頂アタックで1人のガイドにつき3人でチームを組みましたが、1人が山頂付近で高山病に。あえなく帰還しました。

こんな感じで、がっつり連携して登ります。

ただこのチーム、その高山病になった仲間は、人生初の登山で、標高280mのサンタ・クルスから来たばかりとのこと。実は引き返した際、完全にワイナポトシ登頂の準備をして、山にガンガン登っていた僕と、もう1人の友人は、バリバリ山頂にいく体力がありました。

このように、経験値が揃っていないと、あえなく帰還する可能性が高くなります。

こうならないためにも、代理店で申し込む際 とガイドに自身の登山経験を伝え、登頂可能なチームを組んでもらうように頼みましょう。遠慮はいりません。「Debo llegar a la cima(和:頂上に着かなきゃいけないんだ!)」と言いましょう!

実際の登山の感想

まじでキツかったけど、本当に登って良かったです!

僕は、まず3日のツアーに一度参加し、頂上付近で仲間が高山病になってしまいあえなく帰還という、本当に悔しい思いをしました。

ラパスからワイナポトシの行き道。通りすぎたエルアルトで見た看板。表記がややこしい。一瞬「S○X無料」み見えましたが、そういう意味ではないらしい。

ここがすでに絶景ですが、ワイナポトシの近くには、カラフルな湖がいくつかあります。ラテンアメリカにはこう言った湖が多いのですが、登山と一緒に見れちゃうのは、かなり効率がいいですね。

3日のツアーは、初日のアイスクライミングの練習がかなり楽しかったです。だって人生初めてのアイスクライミングですからね。笑

【楽しい】ワイナポトシでアイスクライミングの練習!

2日目は、他の登山グループと合流。本来なら2時間ほどで着く第二のベースキャンプまで、4時間かかって登りました。この時すでに、他のグループはほぼ全員高山病状態。

2つめのベースキャンプ、既に 5,270m。

その後、ベースキャンプでご飯や軽食を取り、夜19:00には就寝します。と言っても、酸素が薄いのと、そんな時間に寝るのに慣れていないので、結局22:00くらいまで起きていましたが。笑

最終日、睡眠不足がちょっと心配ですが、しっかりと朝ごはんを食べ出発!

こんな感じで、がっつり連結させられて、ゴリゴリと登っていきます。

この日は結構雪が降っており、気候的にきつかったです。

頂上まで、後1時間だなぁ、というところで、グループの仲間が高山病に。眠気がひどいということなので、一緒に帰還することに。雪山って、眠った時に凍死するんですよ。そりゃホッとけないです。

悔しい。悔しすぎる!目の前に山頂があったのに!

後ろに見えるのが頂上

ということで、この時同じ悔しさを経験した、コロンビア人の友人と、再戦を誓います。

その後、2日の休憩をラパスでとり、2日のツアーで一気に頂上まで駆け上がりました。

左がコロンビア人の友人で、真ん中がガイド

初日は、すでに前日に3日のツアーで参加していたグループと合流。この日は、結構ガチな人しかおらず、体力に自身のある僕でもヒーヒー言いながらついて行く羽目に。笑

ほんの1時間半ほどで、第一のベースキャンプから、第二のベースキャンプに到着しました。

例のごとく、夜の19:00には就寝。

さて最終日、2度目の挑戦となる頂上アタックです。

この日は、満月の次のにで、ヘッドライトがいらないくらい足元が明るかったです。

ただ、1週間に2度目の挑戦ということで、身体の疲労が結構応えました。前回よりも、山を登るのがキツい。笑

ただゆっくりゆっくり、確実に登りながら、日の出の少し後には山頂に到着!最高の景色と、達成感を味わうことができました!

この日はみんな登れた!すげえ!
秘境すぎるでしょ!

その後は高速で山を下り、お昼頃には第一のベースキャンプに到着。酸欠もあり、頭痛がやばかったです。笑

あーーー、本当に登ってよかった!

最後に

いかがでしたでしょうか?

ワイナポトシは、僕の長いラテンアメリカの旅の中でも、1番よかった経験の1つにあげれます。それくらいの達成感と、素晴らしい景色を眺めることができました。

高山病や登山のキツさこそありますが、それを乗り越えてたどり着く山頂は、特別な思い出になると思います。それでは安全には気をつけて、良い旅を!

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