どうも澤田(@bonbonbondo)です。
皆さんのあまりイメージはないと思いますが、グアテマラではマヤ系の民族衣装が今でも健在です。というかそもそもマヤ系の民族衣装とは何かというイメージがないと思います。
こんな感じ。
簡単に説明すると、シャツと腰巻、そしてベルトって感じです。以前、アンティグアにいた時は、このヒラヒラの部分も民族衣装だと思っていましたが、これはただのエプロンらしいです。笑
僕はこの民族衣装のカラフルさが大好きです。模様も堪らないですね。こういう伝統を今でも引き継いでるところが、グアテマラの堪らないところです。
ただこの織物、民族衣装に限らず、トルティーヤを包む風呂敷、テーブルクロス、筆箱南下にも使われています。
ちなみにアティトラン湖のほとりのサン・ペドロでは、織物のワークショップがあり、自分の好きな色とデザインでスカーフなどが作れるそうです。例えばこことか?
今回、僕は学校のアクティビティで織物体験がありそれに参加したので、その時の様子をここに!
織物の全体像道具
全体像
織物を行う時の全体像はこんな感じです。
- 糸から下地を作る
- 下地を道具にセット
- 編み込み開始
- 完成
まぁそのまんまですね。笑
グアテマラの織物には色々なデザインがありますが、デザインの元みたいなのがあるらしく、それに従って編み込みをするそうです。実際に、僕の語学学校の先生も、こんな感じのベルトを自分で作ったそうですが、デザインは元となるものを参考にしたそうです。ちなみにこれは1ヶ月かかったとか。
織物にかかる時間は物によるので何とも言えませんが、シンプルな子ども用のベルトであれば、1日くらいで作れるらしいです。
道具について
お次はサクッと道具の名前の説明。
まず下地を糸から作る機械について。
1つ目の写真がイダドール、2つ目がエルダドールという名前だそうです。
こちらは織物の下地になる糸です。イノって言います。
下地を作る段階で、好みの色のイノを組み合わせ、カラフルな織物を作っていきます。
これはマゲイという植物由来の固い繊維。ベルトの様な固い織物を作る際に、中に編み込んでいきます。
さて実際に織物をしていきましょう!
下地を作ろう
まずは下地を作っていきます。
先ほど紹介した通り、下地を作るにはイダドールとエルダドールの2つの機械があります。
イダドールを使うのは難しいらしいので、今回はエルダドールを使います。
下地を作るには、エルダドールにイノを巻き付けていきます。
巻き付け方は以下の通り。両端を支点に、十字にイノを張り巡らせて行きます。
一度理解してしまえば簡単ですが、最初はこんがらがりました。笑
慣れてきて何も考えずにできるようになれば、こっちのものです。
織物をしてみよう(子ども用のベルト)
下地を作った後は織物をしていきます。
今回は、すでに用意してあった子ども用のベルトの下地を使い、ちょっとだけ織物体験をします。
下地のセットはこんな感じ。
縦に張り巡らされたイノに対し、横向きに織物をするための木の棒が4本と、マゲイが通してあります。このマゲイがベルトの固さを産みます。
織る手順はいたって簡単。次の5ステップ。
1.マゲいを横向きに通します。
2.真ん中の木の棒を手前に引っ張り、上下の糸に隙間を作ります。
3.木の棒を上下の糸の隙間に通し、それを手前に引っ張り、糸とマゲいを固めます。
4.もう一度、マゲイを横に通します。
5.上2本の木の棒を手枚に引っ張り、Xの部分をマゲイに押し付け、マゲイを固定します。
その後、また1から同じことを繰り返し、少しづつベルトのを織っていきます。
上記2と5の力加減によって、織物の幅が変わってきます。1つの織物に対して、均等な力加減で織っていかなければいけないので、中々難しいです。
実際に僕も織ってみましたが、中々骨が折れます。笑
特に2の棒を手前に引っ張り隙間を作るのが、簡単なようで、うまく隙間を作ることができません。笑
一緒に体験していた友人と先生に茶化されながらも、最後はなんとかできるようになりました。笑
もちろん、今回は体験教室なので作品を作ることなく、織物の途中で終了。
普段目にする織物がどうやってできているのか知ることができ、大変勉強になりました!
最後に
いかがでしたでしょうか?
そんなこんなで、グアテマラの織物がどうやってできるのか勉強ができ、僕は大満足です。普段街中で目にする伝統衣装とかがこうやってできていると知れたので、街を歩く時のものの見え方も変わるのかな?笑
以上、グアテマラに来る際は、是非織物体験をしてみて下さい!
コメント