どうも澤田(@bonbonbondo)です。
昔は全然興味なかったんですが、中米に来てから登山にハマってます。
日本にいた時も、ランニング狂の友人と高尾山でトレイルランしたなぁ。
そんなこんなで、中米グアテマラは火山地帯になっており、相当数の火山が小さな国に密集しています。しかもどれも初心者がサクッと登るにちょうどいいんです!アンティグアから行ける、アカテナンゴはマジでおすすめですよ。
今回は、スペイン語学校の聖地シェラを一望することができる、サンタ・マリア火山を登ってきたので、その時の情報をここに記したいと思います。
サンタ・マリア火山の概要
サンタ・マリア火山は、シェラから車で30分くらいの場所にあります。
シェラ市内からもサンタ・マリア火山を見ることができ、街のシンボルにもなっています。
そんなサンタ・マリア火山ですが、登るのはさほど難しくありません。
登山時間は、登りは4時間、下りは3時間みておけばOKだと思います。
ただ標高は3772mと、標高3776mの富士山とほぼ同じくらいあるんですよ!
富士山を0合目から登ったことのある僕から言わせてもらうと、富士山に比べれば圧倒的にサンタ・アナ火山の方が登るのが簡単です!
サンタ・アナ火山はスタート値が約2100mもありますので、登る高さはさほど多いと言えません。まぁ富士山の吉田口の5合目も、2300mありますが。笑
まぁ何と言っても、サンタ・アナ火山は、富士山ほど傾斜がきつくない印象です。これがサンタ・アナ火山の方が簡単に感じる理由かと思います。
ところどころ、岩登りをするときはありますが、危険を感じるほどのものではありません。地元の女性は、民族衣装&サンダルで登っていました。笑
さらに、サンタ・アナの登頂路はかなり単純です。旅人御用達のMapsmeの地図の一本道をたどれば、ちゃんと頂上に着くことができます。
まぁそんなこんなで、一人で行くのは何かあるといけないのでおススメできませんが、登山経験が少ない方でも楽しめるかと思います。最悪、登山口でガイドを雇っちゃいましょう!
行き方
今回、僕は友人の語学学校のツアーに参加してきました。料金は往復のシャトルと、サンタ・アナ登頂経験が5回ある先生の引率込みで43Q。
ちなみにチキンバスでも登山口に行くことができるそうですが、実際に僕が使っていないので確実とは言えません。
チキンバスを拾える場所は、公共墓地の目の前の道です。地図だとこの辺り。
料金は3Qと聞いています。
また帰りも、登山口近くから市内にチキンバスがでてきます。実際にサンタ・アナに一緒に登った友人が、早く帰るために先に下山してチキンバスを使っていました。彼曰く、料金は3Qで、それなりの本数が出ているようです。この辺り。
ただし日曜日に行く際には注意してください。グアテマラでは、日曜になると極端にチキンバスの本数が減り、スケジュールが平日、土曜のものから変わります。笑
実際の登山
朝、5時に友人の通う「ミゲル デ セルバンテス」という語学学校に集合。
ほぼ時間通りにみんなが揃ったので、43Qだけ払いサンタ・マリアに向かいます。
ものの25分ほどで登山口に到着。05:25。登山を開始します。
最初は序章みたいな感じで、サンタ・マリア火山の入り口まで行きます。まぁ定義の問題なので、あまり気にする必要はないと思います。
そこから30分ほど、茂みの中を歩きます。
途中分かれ道もありますが、後からお馴染みにに合流します。
ただあまり小さな道には入っていかない方がいいと思います。
カンガルーは禁止らしいです。
06:00にはサンタ・マリア火山の本当の入り口に到着。このくらいになると、松の様な針葉樹がでてきます。
登山の面白いところの一つって、高度による植物の変化をこの目で見れるところだと思っています。
それではレッツラゴー!
初めはこんな感じの茂みを歩いていきます。映画「グラディエーター」の天国の描写がこんな感じだったような。
この時すでに、僕たちの早く登りたいグループと、ゆっくり登るグループの2に分かれます。
僕はゆっくり自然を感じながら登りたいので、ゆっくり登るグループに。
ゆっくりと登っていると、途中途中で地元の方とかがせっせと僕たちを追い越していきます。中には、民族衣装にサンダルの恰好をした女性も。パワフルだなぁ。
雑談ですが、南米のペルーやボリビアでは、登山をするときはコカの葉を噛みます。高山病予防の為なんだとか。ただグアテマラ人曰く、ここでは違うようです。マリファナ一本!
といっても、マリファナ吸って登山してる人なんて見たことないですが。笑
登山道には多くのごみが落ちています。みんなガンガンごみを捨てていきますね。
オーストラリアではエコ教育がかなり進んでいるらしく、一緒に登っていたオーストラリア人の友人は引いていました。
ただこれが現実です。世界中で環境保護を訴える一方、環境に対する関心は全く高いとは言えず、多くの旅行客がペットボトルなどのごみをその辺に捨てています。
そういえば、とある観光地に行った時、かなり教養が高そうな外国人観光客が、普通に道にごみを捨てていたな。みんな自分の国や土地じゃなければ、まぁいっかって感じなのかな?これは面白い議題だと思います。
そんなこんなで、07:00には綺麗な景色が見えてきます。
段々と傾斜がキツくなっていきます。ちなみにスペイン語で傾斜がキツいは「エンクリナード(inclinado)」です。英語の“inclined”的な。
ある程度登ると、こんな感じでロッククライミングみたいなゾーンも出てきます。
安全の為にも、手を使いながら、コースを見極めながら登っていきます。
出発地点からよちよちと登ること約4時間、09:19には頂上に達しました!
ちなみに早く登り始めたグループは、08:00頃には到着していたとか。笑
頂上には警察もいて、何かを見張っています。昔、ここで事件でもあったのかな?
その後、景観を楽しみます。
活火山のサンティアギート火山(多分)を見ることもできます。アンティグア滞在時に、何度もみたフエゴ火山での光景にそっくりです。
ちなみにフエゴ火山も見えます。もちろん、フエゴ火山の噴火音も聞こえてきました。火山の噴火って本当にすごいですね。エネルギーにあふれてます。
その後、頂上でダラダラすること1時間。10:00には下山を開始します。
下山中に見えるシェラの風景もいいですね。
登ってきた道と同じ道をひたすら下ります。
頂上付近はかなり傾斜がキツいため、気を付けながら下っていきます。
途中途中、写真が生える場所がありますよ!
同じ道であっても、登山時には見えなかった光景が広がっています。
行きでお見せしたロッククライミングみたいなゾーンを過ぎてからは、だいぶ傾斜が緩くなります。そこからはトレイルランの気持ちで、ガーっと駆け下りていきます。
気持ちいいですね、山の中を疾走するのは。資源のパワー感じるなぁ。
12時くらいには、サンタ・マリア火山の入り口に到着。
その後、ゆっくりとみんなで歩いて、13:00には登山口に戻りました。
ちょうど僕らが戻ったタイミングで、バンのお迎えが。超かわいいインディヘナ系のおなぇちゃんがいつティエンダでジュースを買い、13:30には中央公園に戻ってきましたとさ!
最後に
いかがでしたでしょうか?
僕は登山をすると、圧倒的な自然の力を感じます。特に頂上に登った時、街が小さく見えると、人って本当にちっぽけなんだなあ、と感じます。
また緑の中にいると、何となく気持ちが落ち着きます。何なんでしょうね、あの安心感。
自然教育を受けているプラシボなのか、人間が動物であるがゆえに感じる温もりなのか。
いずれにせよ、自然は偉大です。
そんなこんなで、半日でちゃっと登れる富士山級のサンタ・マリア火山でした!
コメント