こんにちは!澤田(@bonbonbondo)です。
この記事では、リオデジャネイロにある南米最大のファベーラ「ロシーナ(Rocinha)」への行き方、ツアー情報をまとめさせていただきます。
ファベーラはブラジルでも自治区(?)のようになっており、他の地区と違いオリジナルのルールや社会システムが存在します。またドラッグの売買や、銃を持っている人が歩いていることも少なくない地区です。観光する際は、ツアーに参加し、少しでも安全を確保しましょう。
※2020年3月現在、 R$1=約14.5円
ツアーの見つけ方、参加方法
ツアーの見つけ方は、主に以下の3つになると思います。
- 街中の旅行代理店
- ネット検索
- Facebook、Instagram、Couch Surfing等
街中の旅行代理店
意外かもしれませんが、リオの街中にある多くの旅行代理店がファベーラツアーを組んでいました。コパカバーナなど、観光中心部に行けば、道で代理店のカウンターを見つけれるので、そこで詳しい話を聞いてみるといいと思います。
ネット検索
ネットでは「Favela tour」とかでググると、結構ヒットします。例えばこことか。
ネット検索した感じ、ネット検索で出てくるツアーはUS$35等お値段は結構張りますが、その分これまでに参加した人の感想が見えたり、ツアーの評価が見えるのが利点かと思います。
先述の通り、ファベーラは治安があまり良くありません。お金をケチるがあまり、変なツアーに参加し犯罪に遭ったら元も子もありません。是非安全第一でツアーを選んでください!
Facebook、Instagram、Couch Surfing等
僕は今回、Couch Surfingを使ってツアーを見つけました。
Couch Surfingのイベント欄に、ちょいちょいファベーラツアーの主催者が、ツアーの予定を投稿してくれます。そこから主催者に連絡し、参加の旨を伝えればOK。
ファベーラに限らず、最近では多くのツアーがInstagramに自身のツアーアカウントを持っていたりします。こういったSNSで検索し、ツアーの主催者に直接連絡するのも有効かと思います!
ちなみに僕がCouch Surfingで見つけたツアーも、Instagramのアカウントを持っていました。ここからDMを送ってみるのもいいかもしれません。ちなみに僕の時は、1人だとR$50、2人ペアだと合計でR$80でした。
ファベーラに行って大丈夫?ツアーは安全?
正直言って「ファベーラに行っても大丈夫!」とハッキリいう事はできません!
というのも、聞いている話だと数年前にガイド付きのツアーグループが襲われたという話を聞いているし、地元の方は人によっては「絶対に近寄ってはダメ!」と言っています。
また個人で行くのは厳禁です。僕の知り合いでも、ファベーラに一人で行き、しっかりと危険な目に遭っている方がいます。
ただロシーナのような有名なファベーラであれば、それなりに観光地化されており、治安の悪くない場所であれば、ガイドと歩いていても特に危険を感じることはありませんでした。
僕が思うにツアーで行く利点は、ポルトガル語が話せて地元に顔がきくガイドがいることはもちろんのこと、誤って治安が悪い所に迷い込むことを防げることもあると思います。
少なくとも僕のツアー中は、これといって危険なことは起きませんでしたが、ツアーで行くのであってもガイドの注意はしっかりと聞き、安全第一で行動しましょう!
実際にロシーナに行った感想
リオではグラジャウという治安の良い地域にいましたが、明らかに建物や落書きの感じが違いました。ただ意外だったのが、こんな感じで非常に綺麗なカフェがあったり、お土産屋さんがあったこと。ロシーナに限っては、かなり観光地化されているようです。
まずはロシーナに一番近いメトロ駅「São Conrado」に集合。駅は非常に綺麗で、出たところから南米最大のファベーラ、ロシーナが見えます。
ガイドと合流後、バイクタクシーでウォーキングツアーを開始する、ロシーナの小高い丘を登っていきます。
このカフェから見える、ロシーナの裏側には高級住宅街がありました。どうしてこんな距離感で高級住宅街を作ったんだろう。しかも警察の目が届きにくいロシーナの裏側に。
またガイド曰くファベーラは、昔し軍が潜伏し作り上げたコミュニティのことを指し、必ずしもスラム街を指す言葉ではないようです。確かに雰囲気こそスラム街っぽいですが、お店でクレカが使えたりなんだりと、ただのスラム街ではないのだな、と感じされられます。
ツアーではこんな感じの、良い感じに狭い通路を通ったり。
「見てろよー」というガイドの言葉の後、パッとロシーナを一望できるテラスに連れてってもらったり(この家の主、がんなにチップを受け取ろうとしなかったなぁ)。
ちなみにこの奥に見える高い建物がある場所は、リオデジャネイロでも一番治安が良く、高級なビーチがあります。それがロシーナの横にあるのは驚きです。ロシーナのルールでは、この高級住宅街側にファベーラの住民が渡ることが禁止されており、そのルールが尊重されているんだとか。
またまた狭い階段を下ったり。なんかこのペットボトルのキャップで文字を書くのが流行ってるらしいです。
この家の玄関にはビビったなぁ。
これは「Wark」という有名なデザイナーのキャラクターなんだとか。彼はロシーナの子供たちに絵の書き方を教えるプロジェクトをしていたそうです。
焼きそばが売ってるお店に行ったり。売り切れでしたが。笑
思ったよりのんびりとしたウォーキングツアーです。
その後、ロシーナで一番古い教会で一息つきます。この教会には中古市があり、お金がない人が安く服などを変えるそうです。
この教会に描かれてる絵がよかったですね。
その後、行った時は閉まっていましたが、ロシーナで有名なバーに行きます。かなり綺麗ですね。
その後、かなり治安の悪い道を一瞬通ります。一度、銃を持った少年が通り過ぎたり、道の脇でドラッグを売っている人がいたり。これまでの場所とは違い、僕らの想像するようなファベーラがそこには広がっていました。
治安の悪い道を過ぎると、そこにはローカルマーケットが広がっていました。一般的なラテンアメリカのローカルマーケットです。特にこれといって特別なものはありませんでしたが、ファベーラのローカルマーケットと聞くと、何か迫力がありますよね。笑
少し歩くと、もうファベーラの出口です。出口には非常に綺麗なアサイー屋さんが。こんな感じで、場所によっては綺麗なお店を構えることができるくらいようです。これは意外だったな。
その後は、ロシーナの横にある体育館の入り口でカポエイラの演技を見させてもらいました。ダンスと格闘技の合いの子と聞いていましたが、確かにその言葉がピッタリ。めちゃくちゃかっこいいです。ブラジルでは、サッカーの足技を極めるためにカポエイラを始める子もいるんだとか。
その後は、集合したメトロ駅で解散。楽しかったのはもちろんのこと、何より安全に終わってよかったです!
最後に
いかがでしたでしょうか?
リオ観光でもファベーラツアーはかなり人気があります。安全のためにも、絶対に一人でいかず、顔のきくガイドと行きましょう。スリルを楽しむのも良いですが、安全第一です。
それではよい旅を!
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