こんにちは!澤田(@bonbonbondo)です。
中米カリブ海諸国には「~ビエホ」という場所が多くあります。その中でも、異質な歴史背景を持つパナマシティにあるパナマビエホを観光してきました。ちなみに僕が行った時は、パナマビエホ500周年記念でした。

またパナマビエホと一緒に、これまたパナマシティにある世界遺産カスコビエホも観光してきましたので、その情報をここに記したいと思います。
★この記事はこんな方へ
- パナマビエホへの行き方を知りたい
- パナマビエホからカスコビエホへの行き方を知りたい
- パナマ、カスコビエホの観光の様子を知りたい
行き方
今回、僕は上から順番に、こんな感じに観光をしました。このルートであれば、半日ちょいで、パナマビエホもカスコビエホも見学することができるのでおススメです。
- パナマシティ
- パナマビエホ
- カスコビエホ
また移動では、パナマシティのメトロバスを利用しました。メトロバスの利用方法については、この記事を参考にしてもらうといいと思います。
また勝手な仮説ですが、パナマシティのNacion Sushi Soho Mall(以下パナマシティ中心部)という所の近くに多くのホステルが集まっているため、この記事を読んでいる方は、その近くから観光に向かう想定で書かせていただきます。
それでは、それぞれの行き方について説明させていただきます。
パナマシティ中心部からパナマビエホ
パナマシティ中心部の近くからパナマビエホへは、Plaza New Yorkというバス停からバスを拾えます。

バスにはPanam Viejoと書いてあるので、それに乗ればOK。ただ気を付けてほしいのが、パスを下りる場所です!バスを降りる場所はここ。Mapsmeで言うと、centro de visitantesというバス停です。

MapsmeだとPanama Viejo Entradaと書いてある場所がありますが、それは誤りです。この辺一帯はあまり治安が良くないので、是非とも避けたい場所です。僕は間違えてしまいましたが、どうか降りる場所を間違えないように!(この辺)
ちなみにパナマビエホは入場料を15USDを支払う必要があります。クレジットカードはVISAのみ使えました。参考までに。
パナマビエホからカスコビエホ
パナマビエホからカスコビエホ行きのバスは、ここで拾えます。ここでMercado de Mariscoと書いてあるバスに乗ればOKです。

到着する場所としては、日本も支援して作った魚市場があるここ。ここからカスコビエホへは、歩いて5~10分くらいで行けます。せっかくなので、魚市場も見てっていいと思います。

カスコビエホからパナマシティ中心部
カスコビエホからパナマシティ中心部へは、このバスターミナルからバスを拾えます。バスの名前を忘れてしまいましたが、「キエロ イール ア プラザ ヌエバ ヨルク」と言えば教えてもらえます。ただぶっちゃけメトロを使ってもいいんじゃないかと思います。そこはご自身で要相談を!

事前知識
観光前に知っておくと面白い知識を、ちょろっと箇条書きで示したいと思います。
まずはパナマビエホ!
- 1519年ごろにスペイン人が植民地として作った街
- スペイン人が来る前は、先住民の村があった
- 先住民は先祖崇拝をしており、家の天井に先祖の遺体をミイラの様につるしていた
- イギリスの大海賊モーガンが、この地を攻撃し、廃墟と化した
- モーガン攻撃後、スペイン人はカスコビエホに移り住んだ
- モーガンは財宝目当てだったが、スペイン人はイギリスがこの地の派遣を奪おうとしたと勘違いした
お次はカスコビエホ!
- モーガンの攻撃から逃げてきたスペイン人が作った
- 廃墟化したパナマビエホと違い、めきめきと貿易等で発展した
- モーガンの攻撃から逃げるため、黄金に漆喰などを塗った
- 現在は、UNESCO世界遺産になっている
- 先住民クナ族の伝統工芸モラのお土産屋がいっぱいある
- 街の雰囲気が、ビエホ・サンファンに似ている
このくらいを頭に入れておくと面白いと思います。ちなみにビエホサンファンに関する記事はこちら。よかったら見てみてください!
実際の観光
お察しの通り、僕もNacion Sushi Soho Mall付近に止まっていたので、パナマビエホ行きのバスにのるため、Plaza New Yorkに向かいます。

到着して間もなく、10:30にはバスが到着。そもままゆらゆらと揺られます。
途中、motores japonesesという名前のバス停がありました。何かな?と思ったら、車のディーラーがmotores japonesesという名前だからっぽいです。

その後、10:55ごろにvilla rey-rで降ります。行き方で説明している通り、ここはパナマビエホの遺跡群に行くには、誤った場所です。近くの警察に話を聞くと、この辺りは治安が悪いからタクシーを使った方がいいと言われます。

幸いまだ朝で、掃除のおじちゃんたちが沢山いたので、歩いていくことに。テクテクと歩くこと10分ほどで、正しいパナマビエホの入口に到着。皆さん、間違えないようにしましょう。
入口で入場券を買います。15USD。クレジットカードはVISAのみ使えました。

パナマビエホの遺跡はすごく大きいため、入口にあったゴルフカートのでっかいのみたいなのに乗ります。無料です。
フラフラと揺られ、博物館前に到着。まずは博物館を楽しみます。

初めのセクションでは、スペイン人がパナマビエホに来る前の先住民の暮らしの様子の展示があります。興味深かったのは以下の通り
- この地には色々な先住民がおり、今日のコロンビアに住む
- 部族長が何人かおり、彼らがグループを統治していた
- 宗教儀式のため、金、貝、骨や木でできた楽器で音楽を奏でていた
- 彼らのタンパク質源は、魚や軟体動物
- 3、4メートルほどの気の家に住んでいた
- 結構な人口がいた
- 女性が踊っているような体制で埋葬されていた
- とある部族長の家では、コットンにくるまれた先祖の遺体がつるされていた

んーーーー、興味深いですね。やっぱネイティブアメリカンの世界観好きです。アジア、ヨーロッパ、アフリカのそれとはかけ離れています。
その後はスペイン植民地以降の話。教会の話しやらなんやらがあります。

次のコーナーが非常に面白い。これは海賊モーガンがパナマビエホを襲ってきたときの話。

1671年1月、大海賊ヘンリ・モーガン一味は、このパナマビエホを襲撃します。
ぶっちゃけほぼ戦力が無かったパナマビエホ。そのため、モーガンの攻撃は見事成功。ものの数時間でパナマビエホはモーガンによって制圧されたとか。
その際、スペイン人のファンペレスは、イギリスがモーガンを使いこの地の派遣を奪おうとしたと勘違いし、アタフタしました。もちろんモーガンは金銀財宝しか興味がないので、しっかりと財宝を奪い、攻撃を完了させました。
んー、すごい歴史ですね!なかなかこんな場所ないです。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」好きとしては、「海賊」というワードにどうしても魅了されてしまいます。面白い。
その後、パナマビエホが一望できる、旧題聖堂を登り、写真をパシャパシャ。この廃墟と、近代化が進んだパナマシティの街並みが、なんともマッチしていてたまりません。

その後、適当に遺跡をふらふらします。
とある遺跡で、何やらテレビ中継をやっていました。あろうことか、ここのADが僕に声をかけてきて「パナマビエホの感想をスペイン語で語って欲しい!」と言われました。
その後、カンペも何もなく、いきなり生中継がスタート。グアテマラで鍛えまくったスペイン語でインタビューに答えさせていただきました。正直、僕のスペイン語を理解してくれたのか不明です。
そんなスペシャルな経験をして、パナマビエホを去ります。近くのお土産屋でお土産をみつつ、カスコビエホに行くバスをどこで拾えるかリサーチし、バス停に到着。

13:15ごろ、M mariscos行きのバスを拾います。
40分ほど揺られた、16:10頃、魚市場近くのバス停に到着。カスコビエホが目当てでしたが、せっかくここまで来たので魚市場も見ることに。この魚市場、どうやら日本からの支援をうけつつ完成させたようです。

中はこんな感じで、非常に広いです。魚や貝など、海の幸がずらり。値段もそんなに高くなかった印象。


お腹が減ったので、2階にあるレストランで昼ご飯を食べることにします。
ロブスターがたったの15USDだったので、贅沢をすることに。ユカとロブスターを平らげ、大満足です。ちなみにクレジットカードが使えました。


その後、テクテクと歩き、カスコビエホに到着。特に目的は無かったので、適当にふらふらします。
背の高い建物や、綺麗な道路、そしてお土産屋等、プエルトリコのビエホサンファンに何となく似ている気がします。彼女がいれば、この辺のおしゃれなホテルに泊まりたかったな。

また写真は撮れませんでしたが、カスコビエホ中で、パナマの先住民クナ族の方が、伝統工芸のモラを売っていました。クナ族の方の恰好もカッコいいし、モラも素敵なデザインです。是非、じっくりと見てください。
特にどこに入るでもなく、適当に歩き観光終了。その後、18:00ごろにはバス停に行き、ホステルに帰りましたとさ。楽しかった!

最後に
いかがでしたでしょうか?
中米カリブ海にある「~ビエホ」の中でも、パナマビエホは特異な歴史を持っており、立派な廃墟になっています。廃墟好きはもちろん、ちょっとコロニアル形式な風景に飽きた方にも、もってこいの場所だと思います。
またカスコビエホにいるクナ族の方の恰好がとても独特で、モラも素敵なデザインをしています。是非、じっくりと見てほしいと思います。
それではよい旅を!
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