こんにちは!澤田(@bonbonbondo)です。
皆さん、パナマといえばパナマ運河ですよね!(なんか、どなたかが日本のテレビで「パナマうんが~」って言ってたような気が。)このパナマ運河、海運業が盛んな日本には欠かせない運河なのです!
そして1914年に開通と、100年以上前にアメリカが完成させています。第二次世界大戦前にこんなものを。さすがは世界のUSA。
それでは、パナマシティ市内からパナマ運河への行き方と、ちょっとした前提知識をここにまとめさせていただきます!
★この記事はこんな方へ
- パナマシティ市内から、パナマ運河への行き方を知りたい!
- パナマ運河観光前に、ちょっとした知識が欲しい!
行き方
パナマ運河を見学できるポイントはここMiraflores。
行き方は以下の2通り
- Albrookからメトロバスに乗っていく
- タクシーで行く
タクシーでの行き方は書くまでもないですが、噂だとパナマはタクシーが激安なんだとか。時間を節約したい人は、タクシーで行ってもいいかもしれませんね。
それでは、メトロバスでの行き方を(※メトロバスを利用するには、パナマのメトロカードが必要です。ない場合は、近くの人に声をかけて貸してもらいましょう。)
AlbrookからMirafloresへメトロバスで行く(帰りは単純に逆になるだけ)
Mirafloresまでは、パナマシティの交通の中心地Albrookから一本で行くことができます。具体的な頻度は分かりませんが、結構頻繁に出ていると思います。ちなみにAlbrookまでは、メトロやメトロバスが出ているので、それに乗っていけばOK。
Miraflores行きのバスを捕まえれるのは、Albrookバスターミナルの外。Albrook Mallというショッピングモールとバスターミナルの間の道で、Super 99側に歩いて行った先の方です。(分かりにくくてすみません。笑)Mapsmeで言うと、D・Via Españaと書かれたポイントが近いです。
ただここ、死ぬほどバスが行き来しているので、近くまで来たら「ミラフロール?」とベストを着ている人に聞きまくりましょう。カタカナ読みで伝わります。
バスは所要時間30分、料金は25セントです。
降りる場所は、ミラフロールの目の前のここ。もうパナマ運河は目の前です!
帰りは、行きに下りた場所でバスを拾えます。それをAlbrookまで乗っていけばOK。料金も同じです。ちなみに僕は閉館ぎりぎりの17:30までパナマ運河を観光しましたが、まだ帰りのバスはありました。参考までに。
パナマ運河の観光の仕方
一言でパナマ運河といっても、この観光施設Miraflores(以下ミラフローレス)は結構デカいです。そして運河には、船の通貨時間的なものがあり、タイミングをそらすと観光施設で待ち惚けます。(僕がそうだった)
それについてまとめさせていただきます。
船の通貨時間について
運河の開門を見るためには、船が通過する時間に行く必要があります。日にもよりますが、大体この時間にいけば、何かしらの船が運河を通過しており、運河が開門するのを見れます。
- 朝09:00~11:00
- 昼15:00~18:00
僕は朝の10:30ごろパナマ運河に着きましたが、すでに船はほとんど通り過ぎており、昼の15:00まで船は通りませんでした。
パナマ運河観光施設は大きいですが、さすがに11:00から15:00まで時間をつぶすのは至難の業です。時間を気にしながら行くといいと思います。
ちなみにパナマ運河は、朝と昼で、船が通り過ぎる方向が違います。これを参考にしながら、船が通過する30分前くらいに場所取りをしておくと、良い感じの写真が撮れると思います。また雨季は朝の方が晴れる可能性が高いので、朝に行くことをおススメしますよ!
ミラフロール観光施設について
ミラフロールには2つの施設があります。1つが運河の開門を見ることのできる見学施設、もう1つは映画館兼お土産屋さんです。
見学施設について
見学施設は、5階建て構造になっています。階の表示方法がイギリスと同じで、1階が日本で言う2階に当たります。これ、国際的にそろえる努力をした方がいいと思います。
これからは、日本方式の数え方で説明させていただきます。先に言っておくと、運河見学に大切なのは1階と5階です。この2つだけ説明させていただきます。
5階について
こちらがメインの運河見学スペースになります。眺めはこんな感じ。
船が通るときは、これくらい混雑します。僕は船が通過し始める15:00より30分前にここにつき場所取りをしました。いいポジションを取りたければ、少し早く着いて構えているといいと思います。
一応、船が通過する際に、なにやら音声での説明が流れますが、英語とスペイン語です。この人ごみの中、あの説明をちゃんと聞けるのはネイティブレベルだと思います。
ここで人にもみくちゃにされながら、運河の開門と、船の通貨を見学しましょう。船の通過は非常にゆっくりなので、立ち疲れするかも知れません。覚悟しておきましょう。
1階について
1階には、以下3つの施設があります。
- 2階テラスの運河見学スペースへの入口
- 博物館入り口
- お土産屋
2階テラスの運河見学スペースはこんな感じ。
めちゃめちゃ近くで船の通過を見ることができます。実際に2階のテラス席から見た船の通過はこんな感じ。
5階とは違った景色が見れるので、両方見ることをおススメします。ちなみに僕は1階では観ていませんが、きっと同じ感じです。
そしてこれは博物館の入口
この博物館、めちゃめちゃ面白いです。
- 1階はパナマ運河の歴史について
- 2階はこの辺りの生態系について
- 3階はパナマ運河の仕様やオペレーションについて
- 4階はパナマ運河の今について
僕はガッツリ回りましたが、1時間以上かかりました。めちゃくちゃ学ぶことが多いです。
特に1階の歴史スペースと、4階の今については、時間を割く価値があると思います!
何事も知識が入った後だと見える世界が変わりますよね。是非、パナマ運河の歴史的背景などを知って、運河の味をかみしめましょう!
お土産屋さんもいい感じですよ!
ちっちゃいお土産屋さんです。余裕があったらパナマ運河グッズを買って、日本で自慢しましょう。ちなみに17:30に閉まります。
可愛いカップなどがあるので、自分の周りを運河仕様にすると、学校や会社で一目置かれる存在になるかもしれません!
映画館兼お土産屋さん
運河見学施設の横にあるこの施設です。
時間とお金に余裕がある方は、映画を見て見るといいともいます。僕が行った2019年8月には、こんな面白そうな映画が3DXでやっていました。
ちなみにこの施設には結構速い無料WiFiやカフェもあります。見学につかたら、ここでゆっくりするのもいいかもしれません!
またお土産屋も、見学施設のものとは全く違ったものを売っています。
ここでも運河グッズを強化しておくといいと思います。
パナマ運河について少し予習
しっかり読むのも面倒だと思うので、これを知っておくと面白いよということを、歴史とパナマ運河の構造に分けて書かせていただきます。
まずは歴史について!
- 1534年、スペイン植民地政策が始まったことから、運河の構想はあった。
- 1880年、スエズ運河の建設者レセップスが着工を始めるが失敗
- 1904年、パナマのコロンビアからの独立支援と引き換えに、パナマ運河の建設を開始
- 1914年、パナマ運河が完成。アメリカの支配下に入る
- 1999年、全ての権利がパナマに戻る
- 2016年、拡張された新たな運河ができる
お次は運河の構造!
- 水面を上げ下げして、ガトゥン湖という人口湖を介し、太平洋側と大西洋側に船を通す
- 閘門(こうもん)と呼ばれる水面を上下させる装置を使っている
- パナマ運河の鉄の門は、平均で厚さ2m、幅19m、重さ730トンある
- 門の高さは、14~22mで、最も深い野間ミラフロールにある太平洋への入口
最後にその他の情報!
- 主の海路は
アメリカ東海岸からアジア
アメリカ東海岸から、南米の西側
ヨーロッパと南米の西側
アメリカ西海岸からカナダ、ヨーロッパ - 全世界の4~5%の貿易派、パナマ運河を経由している
- 新パナマ運河建設のために、北朝鮮などを含め、世界中から労働者が来た
知識をつけてから行くと、見える世界も変わりますよ!
実際の観光
10:05にバスを拾います。25セントです。
10:20にはミラフロールに到着。展望台の目の前に降ろしてもらえます。
それでは早速見学。まず5階に行けと言われたので、速攻で5階に向かいます。
向かったのはいいものの、船は既にほぼ通過済み。他の船も構えていない。
近くの係員に次の通貨はいつか聞いてみると、「次は昼の3時だね」
マジっすか!?
いや、まぁ11:00が午前中のピークの終了とは聞いていたけど、ちょっと早すぎる。笑
まぁだだをこねても変わるものじゃないし、次の手を考えます。そこで、元々気になっていた、パナマ運河博物館に向かうことにしました。ゆっくり時間取りたかったし。
凄く興味深いですね。
まずは1階から。ここではパナマ運河の歴史をじっくりと学ぶことができます。初めのコーナーでは、以下にパナマ運河開発にとって、熱帯の疫病が脅威だったかが描かれています。
フランスはジャマイカからの奴隷を使っていましたが、結局失敗に終わりました。その後、アメリカは労働者の家に窓や扉を付け、水を供給するなど、疫病対策をしっかりしたことで、作業を成功させます。やっぱ労働者はいたわるべきですね。
これは中国から労働者を運んできた船です。アジアとも関係が深いんですね。
お次は2階。ぶっちゃけあんまり説明読まなかったです。笑
こんな感じで、体内の水分量が図れる機会がありました。暇なのでやってみると、68%。どの数値がいいのか、基準が全くないので「ふーん」って感じで終わります。ちなみにお年寄りの様が、水分量が高い値が出てました。
お次は3階。
パナマ運河の閘門についての説明がありました。正直、3階につくことには疲れてしまっていたので、読みやすそうな資料にのみ目を通します。
扉の大きさなどが分かる展示。いい感じですね。
これは、運河モニタールームと、船の観戦等のシミレーション(?)の場所。こんな感じになってるっぽいです。
お次は4階。
商売が大好きな僕にとっては、ここは結構興味深かったです。パナマ運河のマーケット事情やらなんやらについて説明があります。
また新パナマ運河に関する情報も。
その後、15:00まで時間をつぶさなくてはいけなかく、お昼ご飯も食べていなかったので、とりあえず映画館の方に行くことに。
そんなにご飯のレパートリーは無かったですが、とりあえずエンパナーダを2つ食べ、腹ごしらえをします。
幸い、この映画館には無料WiFiがあったので、WiFiを使い次の旅の準備をします。パナマの次はコロンビアに行く予定でしたが、そこで友人が夏季休暇を使って、日本からコロンビアに遊びに来る予定です。そのための航空券を手配し、ホテル決めをしました。旅行って計画してある間が楽しいですよね。笑
スマホをイジイジしていたら、一瞬で時間が過ぎてしまい、気が付けば14:30。僕はパナマ運河の写真が撮りたいので、良いポジションを取るために、少し早めに展望台に向かうことにします。
朝に買ったチケットを使い、見学施設に再入場。14:30時点で結構な人が構えていました。
これは船が通過時の展望台の様子です。本当にすごい人です。
しばらく待つこと15:00過ぎ、遂に船がやってきました。思ったよりゆっくり通過しますね。
ゆーーーーーっくり、ゆーーーーーっくりと船が通過します。運河と船の間にはほとんど隙間がありません。すごいなこれ。
次に、閘門を使い、水面を調整していきます。こちらもゆーーーーーっくり、ゆーーーーーっくりと水面の高さが変化していきます。
その後、ゆーーーーーっくり、ゆーーーーーっくりと船が通過。正直、かなり地味ではあります。笑
その後、完全に船が通過するのを見ようと思いましたが、マジで時間がかかりました。
多分、ちゃんと船が通過しきったのは1時間ほどかかった16:00ごろ。
その後、2階のテラス席で船の通貨を見ることにします。こちらの良さは、かなり近距離で巨大な閘門の動きと、船の通過を見ることができることです。
今回もゆーーーーーっくり、ゆーーーーーっくりと船が通過していきます。
近くで見ると、より迫力がありますね。こんな大きなもの、よく100年以上前に作ったなと思います。
こちらは船が目の前のゲートを通過した時点で見学終了。時刻にして17:20。
その後、ちょろっとお土産屋を観て、17:30には見学施設の入り口前からバスを拾い、家に帰りましたとさ。人間のパワー感じた!
最後に
いかがでしたでしょうか?
正直、パナマ運河の閘門の動きや、船の通過はかなりスローで、地味ではあります。ただこれだけ巨大なものが動く姿には、迫力があります。こんなもの、よく100年も前に作ったな、と感心するばかりです。
パナマと言えばパナマ運河。パナマシティから簡単に行けるので、是非とも皆さん見学してみてくださいね。それではよい旅を!
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