こんにちは!
少しキャッチボールをしたら、次の日は肩が挙がらない澤田です。
ある日曜日、キューバのハバナを散歩していたところ、とあるおっさんに声をかけられました。
お前日本人か!野球好きか?
俺は少年野球のコーチで、ちょうど今試合をやっているぞ?
一緒に観に行くか?
いや、今試合やってるならなんでお前ここにいるんだよwww
まぁ真昼間で治安もいい時間なので、ちょっとついて行ってみることに。
どうせ屋外だろうから、問題はないでしょう!
ちょうどこの日がセマナサンタだったため、彼は教会によろうと誘ってきます。
まぁ教会ならさすがについて行ってもいいかな?
ハバナのセマナサンタでは、みんなこんな感じで首にバナナの葉をかけます。
ってことで、バナナの葉をもらったところで、球場へGO!
おー、本当に試合やってますね。しかも彼はちゃんとコーチの様です。
道草食ってないで、ちゃんと試合見てあげろよwww
彼のお誘いで、グランド内に入ることができました。もちろん無料。
こんな感じで至近距離で試合を観戦します。
僕は昔野球をやっていたので、日本の野球とキューバの野球を比較しながら観て見ました。
なんだかんだ1時間半くらい観たのかな?その感想がこちら
- 選手を怒鳴ることはない
- 体罰を下すこともない
- 三振をすると、悔しがって泣く子が多い
- 道具をすぐ投げる
- 主審がキャッチャーの後ろにいない
- 暴投をしても怒らない
- 目一杯褒める
- 走って攻守交替なんてあり得ない!
1試合しか見ていないので、キューバ野球について語ることはできませんが、
このあたりが気になったところです。
基本的に誰も怒鳴ったりはしませんね。フォームの注意などはありましたが。
そしてホームランを打った後は、プロ野球な並みにみんな喜んでいました。
叱るより、褒める文化の様です。
ビックリしたのが、サードの選手がボール回しで暴投をし、
マウンド後ろにいる主審の側頭部にボールを直撃させます。
みんな主審に近寄り、安否の確認と、救急処置を行いますが、
誰一人としてこの選手を責める人はいませんでした。
日本だったらかなり叱られるだろうなぁ。
この辺り、選手が伸び伸びと野球をできる環境なんじゃないかな?と思いました。
また攻守交替で走るなんてありえませんね。笑
むっちゃダラダラと交代をします。日本で野球をやっていた身としては、何とも歯がゆい気分になります。笑
それと「 僕はこれ好きじゃないなぁ」と思ったのは、みんな道具を投げる投げる。
本当に面白いくらいみんな道具を投げる。指導者も何も言わない。
イチローも言っていましたが、一流は道具を大切にする。
いつでも自分の100%を出せるように準備しなくてはいけませんからね。
キューバは食料すら不足している国です。道具が壊れたら中々替えはありません。
少しでも長く、下の代まで使えるよう、道具を大切にしてほしいですね。
あと三振して泣いてる子が多かったのは、かわいかったなぁ。
それくらい悔しいし、表現していい文化なんでしょうね。
わびさびの日本では中々見られない光景でした。これもこれで良し!
特にキューバの野球のレベルが日本に比べて高い、とは感じませんでした。
子どもだとまだ体も完成していないので、似たようなプレーになります。
これが大人になると、こちらの子はパワーが付いてきて、またプレーが変わるんでしょう。
こんなにかわいい子も、ゴリゴリマッチョになるんだろうなぁ。
なんにせよ、野球を通してキューバと日本のスポーツ文化の違いを知れたのはよかったです。
いやぁ、楽しかった。おっちゃんありがとう!
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