【キューバ】エポカエスペシアルについて

キューバ

こんにちは!

今日はかなり暑かったなと思う澤田です!

先日、友人のキューバ人がこんなことを言っていました。

「キューバに、再びエポカエスペシアルが来るかも知れない」

これを聞いてパッと何かが思い浮かぶ人はあまりいませんよね。笑
ではエポカエスペシアルの説明からさせていただきます!

まずエポカエスペシアルはスペイン語なんですが、
こちら直訳すると「特別な時期」となります。

では何が特別なのか。

キューバ人の言うエポカエスペシアルとは、キューバから食べ物も何もなくなる時期のことです。

僕が滞在している2019年4月時点でも、十分にこの国には物がありません。
スーパーに行っても、ちらほら空のケースが目立ちます。

しかし、このエポカエスペシアルは更にひどい状態を意味します。

本当に、食べ物も何もなくなり、飢えに苦しむ時期のことを指すようです。

ここで一つ、「再び」というワードが気になりますよね。

そう、エポカエスペシアルはすでにキューバに訪れたことがあります。

それは約27年前、ソ連が崩壊した時です。
親ソ連だったこの国からは物資が消え失せました。

特に困ったのは食べ物。僕の様な25歳前後の日本人は、国から食べ物がなくなるといった経験をしたことがありません。そしてそれがどんなに恐ろしい事かも知りません。

キューバ人はその時の記憶が鮮明にあります。

僕の友人は36歳。そう、彼は前回のエポカエスペシアルを経験しています。

彼は国全体が飢える苦しみを知っているのです。

そして今回、米国はベネズエラの後方支援をしているキューバに対し、経済制裁の強化を示唆しています。

2019年5月現在、ベネズエラの物資不足は深刻です。ラテンアメリカのニュースは、ベネズエラのものでいっぱい。日々、飢えや渇きに苦しむベネズエラ人の写真などが新聞に載っています。

ここキューバも近い未来、現在のベネズエラに近い状態になってしまうのでしょうか。

政治問題は、古今東西尽きることがありません。

一般市民の犠牲、苦しみが少しでも少なく済むことを願います。

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