こんにちは!澤田(@bonbonbondo)です。
ニカラグアのレオンには、世界でも数少ない「滑り降りることのできる火山」ことネグロ火山があります。火山の頂上から絶景を眺め、その景色に吸い込まれるようにサンドボードができる素敵な場所です。
今回、僕はこの火山を半独占状態で疾走してきたので、行き方などの情報と思に、観光情報をお届けしたいと思います。
★この記事はこんな方へ
- レオンでの観光地を考えている
- ネグロ火山の様子を知りたい
ネグロ火山とは?
世界で唯一、サンドボードで下れる火山!(ガイド曰く)
サンドボードも含め、概要はこんな感じ
- 169歳の若い火山(2019年8月現在)
- 標高は728m
- 最後の噴火は1999年
- 登りは1時間
- 下りはサンドボードで1分くらい
僕はこれまでいくつもの火山を登ってきましたが、このネグロ火山は登山というよりハイキングに近いです。ただ上の方は風が強いので、場合によっては滑り降りるためのサンドボードを持っての登山はキツく感じるかもしれません。
ところでどっこい、そもそも誰がサンドボードなんて始めたのか?僕は疑問に思いました。
どうやら、1994年にフランス人サイクリストがこの火山を自転車で疾走。その様子が話題になり、そこから観光業としてサンドボードを始めたんだとか。面白いですね!
行き方
2019年8月現在、軽く調べた感じ、チキンバス等を利用した行き方が見つかりませんでした。ネグロ火山の入口は、とんでもない田舎というか僻地にあります。おそらく車を持っていない場合の選択肢は、ツアーを申し込むのがベストだと思います。
またネグロを滑るには、サンドボードとプロテクター類が必要です。ツアーに申し込めば、この辺も全部、代理店が準備してくれるので楽ですよ!
それではツアーの概要を
- 朝08:00~12:00。昼14:00~18:00の2つの時間帯がある
- メインは朝のツアー
- 料金は25~30USD
- 送り迎え、ガイド、サンドボードとプロテクター全部用意してくれる
- ツアーによってはTシャツや、ブレスレット、ビールや水がもらえる
ザっとこんな感じです。僕が街で回った代理店は、以下の2つ。
Barbaro Tour
場所はマーケット近くのここ。
こちら25UCDで、1リットルの水や、ブレスレットを貰えます。
ただ僕が行った時は、全く旅行客がおらず1人でのツアー決行だったため、30USDでした。
Volcano Hostelの代理店窓口
こちらも場所はマーケット近くのここ。
こちらは料金30USDで、Tシャツやビールが付いてきます。旅のし過ぎでTシャツがくたくたになってきた方は、こちらで申し込んで、新しいTシャツを貰うのもありかと思います。笑
多分、探せば他にももっとあると思いますが、内容に大差はないと思います。大体こんなもんか?くらいに思っておくといいと思います。
実際の観光
朝、ホステルのオーナーに「火山滑りたくないのか? Volcan NegroでYoutube調べてみろ!」と言わました。正直、グアテマラで火山を登山しまくった僕、あまり興味がわきません。
ただYoutubeは、この怠惰な僕を一気に変えてくれましたね。超楽しそうやんけ!
すでに朝の部のツアーを終わってしまっており、且つ翌日レオンを出る予定だったので、今日中に行きたい。すでに時刻は11:30でしたが、14:00からのツアーに間に合うように高速でツアーを探します。
まずはBarbaro Tourに行き、いくらか聞きます。
普段なら25USDだけど、ここ今日の昼から2日後の朝まで、他の予約がないので決行できるか分からないとの事。とりあえず、もし今日僕が一人で行くとなれば、いくらになるかボスに聞いてくれるとの事。
その時間を待つ間、マーケットでお昼を食べます。僕がレオンで激押しの食堂。コーラ付きで42C。
30分くらいして、もう一度Barbaro Tourに向かい結果を聞くと、昼から30USDで決行してくれるとのこと。「火山はあなたのものよ。」という謎の名言。悪くない。
一応、Volcano Hostelの代理店にも聞いてみます。こちらは、昼からは予約が無くツアーを組めないとの回答。もう選択肢はありませんね。
早速、Barbaro Tourに戻り14:00からのツアーを申し込み。ネグロ火山は僕のものです。
14:10ごろ、ガイドとドライバーが到着し、ネグロ火山に向かいます。
ガイドはYAZAKIという、レオンに工場がある会社で働いていた方で、日本にも出張に来たことがあるんだとか。アニメや日本文化のことで話が盛り上がります。ちなみに英語もペラペラでした。
この感じ堪らなくいい。
また道中では、牛の放牧が目立ったな。
なんだかんだ1時間弱走らせた15:05には、ネグロ火山の入口に到着。
ここでトイレだけ行って登山を開始します。
スノボみたいな横乗りの方法もありますが、あんま楽しくないらしいです。
そして登山出発地点到着。あ、あれ!?他にも1カップルだけ登山者がおるやんけ!
火山は僕のものではありませんでした。「火山はあなたのものよ」あの声が響きます。
まぁ気持ちを取り直して、それでは行ってきます!
歩きながらネグロ火山についての説明を受けます。
- 2004年、フランス人がこの火山を自転車で下ってから、サンドボードが始まった
- ネグロ火山は火山としては若く、169歳
- 1999年の噴火が最後。その際は、2日間ほど溶岩が流れた
中々興味深いですね。ちなみに道中はこんな感じで岩がごつごつしていますが、登るのは難しくないです。ちなみにこの時点で、先ほどのカップルを完全に抜き去り、ほぼ火山を独占状態。悪ない。
その後、40分ほど登ったところで、一度休憩。ここでも火山の説明を受けます。
- ネグロ火山は赤、黄、白の3色の原料でできている
- 赤色は、鉄分
- 黄色は、硫黄でマッチの原料
- 白はマグネシウム
- ニカラグアには25の火山がある
- ネグロ火山は25回噴火した
- 1968年に、ネグロ火山には新しいクレートができた
- ニカラグアには25の火山がある
やっぱガイドがいると、入ってくる情報量が違いますね。しかも1対1なので、質問し放題。5USD多く払った価値があった!
その後、足を進めます。何となく山の頂上っぽくなってきた。
10分ほど歩き、サンドボードの出発地点に到着。下から数えたら、50分くらいで登頂完了したのかな?
ここから680m下るサンドボードの説明を受けます。印象的だったのが、スピードの調整に関して。
これは低速スタイル
これは高速スタイル
これは超高速スタイル
もちろん僕の選択は超高速スタイルです。早速、プロテクターや防具を装備。こんな感じになります。
それではスタート地点にセットし、いざ出発!
先ほど見た絶景に飛び込むように滑っていきます。まっすぐ滑るのが意外と難しい。
こちらは先に下で待っててくれたガイドがとってくれた動画。
こうやって外から見ると、全然スピード出てないな。笑
そんなこんなで、1分くらいで下山完了。超楽しかった!
すでに下ではドライバーが待機していてくれたので、それに乗り込み帰宅。
道中ではこんな牛使いを見ました。
あー、楽しかった!
最後に
いかがでしたでしょうか?
2018年の混乱以降、ニカラグアへの外国人観光客は激減しているように思われます。実際、このツアーの参加者も少ないし、レオンの街でも外国人をあまり人を見ません。
すでに混乱は落ち着きを見せており、地元の方もだいぶリラックスしています。
是非この機会に、ニカラグアで大自然を満喫してみてはいかがでしょうか?
どうか安全にだけは気を付けて。よい旅を!
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