【ハイチ】サトウキビ歴史公園にいった感想

ハイチ

こんにちは!

ハイチについて一息ついている澤田です。

この度、ハイチ人の友人にサトウキビ歴史公園に連れて行ってもらったので、その感想をここに記させていただきます!

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どうやって行くの?

場所はここ!

僕は友人の車で行ったので、公共交通機関での行き方は分かりませんが、
ここハイチの公共交通機関は超複雑です。(らしい)

そもそもクレオールかフランス語ができないと、カミオネッツ(小さなバス)の利用はお勧めできません。タクシーもいないようなところに行ってしまったら、もう終わりですからね。
なのでここに行く際は、タクシーを使いましょう!

実際の感想

入場料は、外国人観光客は5USD 、もしくはそれに相当するHTG。さほど高くありません。

一番初めの展示室は、コロンブス到来前の先住民の暮らしについて。

このケースの中身は、先住民が神としてあがめていたものです。

この絵は、先住民の生活の様子。らしいです。笑
また先住民は、この鷹のちっちゃい版の鳥を食べていたらしいです。

Pollo!(チキン)とふざけて言っていたので、おそらく焼き鳥にして食べていたのでしょう。
サイズは結構ありました。きっとお腹はいっぱいになったのでしょう。

これは家事に使っていた道具。料理をしたりなんだりらしい。(saintoって書いてあるけど。笑)

とても平和に暮らしていたんですね。

次は外に出ます。次の展示室への廊下には、ヨーロッパ人がこの地を征服するまでの様子がパネルで展示されています。

まずは先住民の生活の様子。彼らは平和に幸せに暮らしていました。
そしてヨーロッパ人による征服と奴隷制、疫病により彼らは死滅します。

そこでヨーロッパ人は、アフリカから奴隷を連れてきます。
ここハイチでは、砂糖栽培が盛んでした。その労働は相当過酷なものでした。

次の展示室は、サトウキビ農園での奴隷の生活の様子と、ハイチ革命についてです。

奴隷にも身分があり、

  • 奴隷を監視する奴隷
  • 働く奴隷

勿論、奴隷の主人はヨーロッパ人。

時として彼らは主人から罰を受けていました。むち打ちを受けたり。
砂糖をつまんだものは、鉄製のマスクをさせられ、物を食べれないようにされたようです。
むごい。s

また友人曰く、顔から下を地面に埋め、顔にはちみつを塗る罰もあったとか。
お分かりですか?アリが顔を噛みます。めちゃくちゃ痛いです。

この手の話を聞くと「中世のヨーロッパ人は本当にむごいことをしたんだな」といつも思います。

その後、少しずつ奴隷の間でも反乱がおきていきます。
彼らは自分たちが奴隷であることを良しとしませんでした。

母親が自分の子どもを殺したり。
働けないようにするために、自分の腕を切り落としたり。
時には主人に毒を盛ったり。
本当に大変だったんですね。

その後、家に火を放つなど、小さなことから反乱が始まります。
そしてハイチ革命後、ハイチは世界で初めて黒人による共和国として独立します。
彼らは、革命のヒーローたち。

こちらのパネルは、ハイチの文化はアフリカ由来のものが多いよ。
ということを説明したもの。

ハイチにもアフリカで有名なブードゥー教があります。
また作物もアフリカ原産のものが多いです。

その後は外で、どのように砂糖を作っていたかの説明です。

これはサトウキビ

そしてこれが砂糖ジュースを作る機械。

砂糖ジュースって何?とお思いの方も多いと思います。
ここハイチの砂糖栽培の工程は、ザックりこんな感じ。

サトウキビ+水→砂糖ジュース→精製→砂糖

その後この6つの窯を使って、砂糖ジュースを精製していきます。

手前の大きな窯に、先ほど作った砂糖ジュースを入れ、窯全体を温めます。
色などで判断し、6つの工程(窯)をくぐり、最後の窯で砂糖の出来上がり!
どれくらいの期間で作るのか?と聞くと・・・

実は彼女、本日ガイドがお休みなので代わりに説明をしてくれた職員らしく、分からないらしいです。笑

ま、いっか!砂糖ができることが分かったし!
ちなみにこれは窯をかき混ぜたり、砂糖ジュースを窯から窯に移動するために使う道具。

そしてこちらの機械も、先ほどの機械と同様に砂糖ジュースを作るもの。

こちらは人力でなく、馬や牛を使い砂糖ジュースを作るそうです。

そしてこれは奴隷に罰を与えるためのスペース。

このスペース。大人一人が入るかな?くらいの大きさなのですが、ここに6人ほどの奴隷を入れ、ふたを閉め、3日間飲まず食わずの状態を作るとか。残酷すぎる。

主人によっては奴隷を平気で殺していたりしていたようですし、
当時のおぞましさが分かります。きっと優しい主人もいたのでしょう。

これでザックリした展示は終了!

これはとある会社がこの博物館に置いて行った機械。何をするものかは様分かりませんが、以前は使っていたが今は一切使っていないとか。

これは芸術らしいです。

謎に仏像もあります。

煙突に登ったりSRを見たり。

そんな感じで博物館は終了!
ハイチの歴史と、砂糖栽培について学ぶことができ大満足です!

最後に

いかがでしたでしょうか?

こちらの博物館。砂糖栽培というより、歴史博物館に近かった印象です。
そして「中世のヨーロッパ人は本当にむごいことをしていたんだな」と改めて思いました。

是非、ポルトープランスに訪れた際は、これらに足を運んでください!

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