どうも澤田(@bonbonbondo)です。
地理的には近いですが、旅行となると中々選択肢に入らない北朝鮮。実はすごく簡単に行けますし、朝鮮文化を肌で感じれるので、かなりおススメです。
これまで僕は、2回北朝鮮を旅行しました。1度目は2018年2月。2度目は2018年9月。どちらも心に残る旅行になりました。

そこで今回は、「そもそもどうやって旅行するの?」という基本的な情報をまとめたいと思います。
ってかそもそも旅行できるの?
できます。バチバチできます。そして超楽しいです。
北朝鮮は全体主義の社会主義国家ということもあり、独特の時間と空気が流れています。
あの雰囲気が楽しめるだけでも、旅行をする価値があると思います。
怖くないの?
これ、かなりの人に聞かれました。全く怖くないです。
ただ北朝鮮旅行には色々なルールがあります。ザックリいうと、
- 特定の場所では写真を撮れない
- 正装しなくてはいけない場所がある
- 場所によっては、直立不動の写真しかとれない
- 勝手にはぐれたりしたらダメ
- Hな雑誌や画像などの持ち込みは禁止!
他にもいろいろありますが、詳しくはツアー中に説明してもらえます。ぶっちゃけ超簡単なことで、小学生でも守れるようなことです。このルールさえ守っていれば、何も怖いことはないと思います。

北朝鮮は本当に落ち着いた場所です。地元の方もすごくフレンドリーで親切です。僕はめちゃくちゃ酔っぱらった地元の人たちと、公園で謎のダンスを踊りました。マスダンスを現地の女の子と一緒に踊ったりもしました。公園ではBBQをしながら、カラオケを楽しむ人も。

ニュース等では、規制が厳しく娯楽などがなさそうなイメージの国ですが、全然そんなことはありません。みんなそれなりに魏楽を楽しんでいます。もちろん、彼らは政府の差し金というわけでもないです(証拠はないけど)。
行き方
日本人が北朝鮮に行く方法は一つ、旅行代理店でツアーに申し込む!
2019年7月現在、親族が北朝鮮に住んでいる等の条件がない限り、旅行代理店が行っているツアーに参加するしか方法はありません。
ツアーの種類は2種類
- 団体ツアー
- プライベートツアー
団体ツアーとプライベートツアーの違いについては、後ほど述べさせていただきます。
ただ旅行代理店といってもHやJの様な旅行代理店ではなく、北朝鮮旅行を専門であるかっている代理店で申し込む必要があります。
実際に北朝鮮に入る際は、中国から入ることになると思います。移動手段は2つ。
- 北京から飛行機で平壌に向かう
- 丹東から電車で北朝鮮内の都市に向かう
僕は、2回とも行き来全て飛行機を使いました。電車はかなり時間がかかるようですが、それはそれで楽しいと思いますよ!多分。笑

また入国時のチェックは、他の国と同様に、荷物検査。加えて携帯内のデータのチェックが入ります。この辺りは事前に旅行代理店が注意点をまとめてくれるので、さほど心配する必要はありません。ルールを守りましょう!以上です。笑
ちなみに北京から平壌への飛行機では、コウリョウバーガーと呼ばれる名物機内食を楽しめます。

飛行機で移動する際は、是非こちらも楽しんでくださいね!
旅行代理店について
旅行代理店を選ぶときポイントはこんな感じになると思います。
- ツアーの言語は?
- 費用は?
- ツアーの内容は?
これは北朝鮮旅行に限ったことではないですが。笑
ただツアーの内容は、どこの代理店でも似たようなものになると思います。っていうのも観光の制限が多い国なので、どこの代理店も同じような所を回ることになると思います。
ちなみに僕が参加したツアー会社はここKoryo tours(コウリョウツアーズ)。
このコウリョウツアーズは、イギリスが元の、北朝鮮旅行最大手の旅行代理店。値段も他社と比べても控えめ、ガイドも気さくだし、ツアー内容もかなりしっかりしているので、僕は満足です。
ただイギリスの会社というだけあって、英語一本で勝負する必要があります。英語が苦手だと、ちょっときついかもしれません。
その他にも大きなところだと、「Young Pioneer Tours 」が等があります。

こんな感じで、北朝鮮旅行の代理店は多いので、ご自身の予算と日程にあるツアーを探しましょう!
また僕が北朝鮮を旅行した時は、香港からの旅行客が多かったです。彼らは中国語のツアーに参加していたみたいです。中国語に自身があるのなら、そういった代理店に申し込んでみてもいいと思います。
また日本語対応をしてくれる代理店だとジェイエスさんがあります。
ただ僕はコウリョウツアーズのツアーしか参加したことがないですが。笑
ツアーはどんな感じ?
先述の通り、ツアーには団体のものと、プライベートのものがあります。
僕は団体ツアーにしか参加したことがありませんが、プライベートについては聞いた話をまとめさせていただきます。
団体ツアーについて
ザックリ概要をまとめるとこんな感じです。
- 旅行代理店が組んだ予定表をこなしていく感じ
- たまに元々行く予定だった場所に行けなくなる
- たまにいくつか行先の候補地を選択することになる
- 常にバス移動。時々、街を歩ける
- 北朝鮮の超高級ホテルに泊まれる
- 1日3食分の料金も、ツアー代に入ってる
- 街や博物館を観光するときは、ガイドがべったり
- バスの中でも、ガイドが街の説明をしてくれる
- 友達ができて楽しい
イメージ的には小学校の修学旅行!
常に引率の先生(ガイド)がいて、観光地を回りながら、それについての説明を受けれます。ちなみにガイドは僕たちにべったりです。多分、ガイドをしながら、変なことをしないように見張ってはいると思います。
国が国なので、自由行動みたいなのはあまりありませんが、かなり細かな説明を受けれるので、北朝鮮という国についての理解が深まります。また「将軍様!」など、かの有名なフレーズを聞くことも。

プライベートツアーについて
僕自身、プライベートツアーに参加したことがないので詳しいことは分かりませんが、コウリョウツアーズのプライベートツアーに参加した友人と、代理店から聞いた話をザックリと。
- 完全オリジナルに、ツアーを組める(候補地から選ぶ感じ?)
- 1日単位で、料金が発生(僕が旅行した2018年では、1日200USDだったような)
- イベントによっては、団体ツアーと合流できる
- タクシー移動(だったはず)
- もちろん引率のガイドがべったり
- 北朝鮮の超高級ホテルに泊まれる
- 1日3食分の料金も、ツアー代に入ってる
プライベートツアーの利点は何と言っても、自分で自分の旅行計画を作れること!
例えば、祖国解放戦争勝利記念館とかは3日くらいないと、全てを回り切れないと言われています。団体ツアーだとメインの朝鮮戦争のブース行きませんが、プライベートツアーなら、他のブースを見学することもできます。
こういった感じで、かなりマニアックなツアーを組めるのが、プライベートツアーの利点です。
逆に言えば、北朝鮮のハイライトだけ見たい、初めて北朝鮮に行くのでどんなものがあるか分からないのであれば、プライベートツアーに申し込むメリットはあまりないと思います。
ちなみに僕は、次こそプライベートツアーに申し込み、祖国解放戦争勝利記念館のほかのブースや、信川博物館(2018年9月は国際情勢を考え、外国人には閉鎖していた)を見学したいです。

団体ツアーとプライベートツアーはどっちがおススメ?
恐らくこの記事を読んでいる方は、北朝鮮旅行が初めての方だと思います。
そんな方におススメなのは、団体ツアー。
というのも、先述の通り、プライベートツアーは上級者向きです。団体ツアーでは、かなり効率よく、北朝鮮のハイライトを回って見れます。そして友達もできます。
よっぽどこだわっていきたいところがない限りは、団体ツアーで十分に楽しめると思いますよ!
北朝鮮旅行中の生活は?
貴族みたいな生活できます。
- ホテルは超高級。寝室はピカピカ
- 朝晩は、最高においしいホテルのビュッフェのことが多い
- 焼肉とか連れてってくれる
- ビールが超うまい
- ガイドたちが、身の回りの世話を全部してくれる
超々々リラックスした旅行ができますよ!
特にホテルは超高級でめちゃくちゃ綺麗。窓から平壌の夜景を楽しんだりすることもできます。ただ超高級といっても、ちょっと昔の超高級ホテルを想像していただけるといいと思います。

またご飯もめちゃくちゃ美味しいです。ホテルではビュッフェを楽しむことができますし、日程によっては平壌市内の焼肉に連れて行ってくれたりします。あ、冷麺を食べることは忘れずに!


夜は特にやることがありませんが、ホテルには卓球やらマッサージやらが併設されていることが多く、夜はそういったところで時間を過ごすことができます。床屋もあります。一度、映画館で北朝鮮映画も見ました。

まぁそんなこんなで、下手にバックパッカーで貧乏旅行したりするより、100倍ラグジュアリーな旅を楽しめます。
言語はどうなの?英語は通じる?
北朝鮮の公用語は朝鮮語です。韓国語とは単語等の違いはあれど通じるようです。
それから多くの北朝鮮人が、英語より中国語が話せます。僕のシンガポール人の友人は、地元のこと中国語でおしゃべりを楽しんだりしていました。
また英語が通じるツアーに参加すれば、ガイドは英語が話せます。日本語のツアーに参加すれば日本語も通じます。
よは、自分がどの言語のツアーに参加するのか?が大切です。
それと中国語は結構通じるますよ!

おすすめの観光地
北朝鮮旅行では、がちがちのツアーに参加するので、おススメの観光地もくそもないですが、一応ここに。
祖国解放戦争勝利記念館
どのツアーでも大体ここには来ると思います。ここには、
- 朝鮮戦争時の、アメリカとの闘い
- 日本統治時代のこと
- 経済制裁により、疲弊した国内の様子
を学ぶことができます。おそらく朝鮮戦争のブースに行くことになるのかな?

残念ながら館内は撮影が禁止されているので、僕自身あまり資料を持っていませんが、聞くより観てほしい場所です。
主体思想塔
平壌の街並みが一望できる棟です。入り口には、世界各地から寄せられたチュチェ思想支援のプレートを拝見できます。とにかく平壌が綺麗。


錦繍山太陽宮殿
金日成と金正日が眠る場所。2人の遺体を肉眼で拝むことができます。

正装で行く必要があり、館内はピリッとした空気が漂いますが、北朝鮮にとって最も大切な場所の一つだと思います。
開城
ここには「開城の歴史的建造物群と遺跡群」として世界遺産に登録されている遺跡があったり、古い挑戦の街並みを楽しむことができます。

日本で言うと、平壌が東京で、開城は京都に当たります。街並みがすごく綺麗で、少しだけ散歩させてもらえると思うので、歴史ある朝鮮の街並みを楽しみましょう!
DMZ
かの有名な、韓国と北朝鮮の軍事境界線。ここでは、朝鮮戦争がどのように休戦状態に入ったかを知ることができます。


交通整備員
北朝鮮では交通整備員がバリバリ活躍しています。カッコいいです。



プロパガンダ
街中で多くのプロパガンダを目にします。どれもめちゃくちゃカッコいいです。お気に入りのを見つけると、面白いと思います。


最後に
いかがでしたでしょうか?
この記事で少しは北朝鮮が近くに感じていただければ幸いです。中々、旅行先の候補に入ることも少ないと思いますが、近くの国通し、旅行を通じてお互いを理解できればと思います。
以上、良い旅を!
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